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銀魂 - 雪月花 -

第61章 契約書の小さい文字には重要な事が書かれている。


銀時「いや~ホントお前には頭上がらねーわ。アガリ。」

葵咲「え?ちょ、ハァァァァ!?」


順番は葵咲の次が銀時。別にズルしたわけでも何でもない。そして銀時の大富豪アガリを見て勿論この人物は黄色い声援を挙げる。


猿飛「キャァァァ!!流石銀さんんんん!!」


そんな猿飛の悲鳴は無視して、今度は神楽が笑顔を見せた。


神楽「やったアル!キサキサ!ホント有難うアル!!」

葵咲「ちょ!神楽ちゃんまで!?」


銀時の次は神楽だった。これまたツイてない。そしてその次も…。


新八「次は僕ですね。アガリです。」

葵咲「ハァァァァ!?ちょ、ハァァァァ!?」


さっきまでカッコ付けてたウィリアムキャラは何処へやら。革命を仕掛けたのは自分であるはずなのに、次々に先を越されていく。そしてその次の猿飛にも先に上がられた。


猿飛「くっ、銀さんの次じゃないのは癪だけど、まぁいいわ。」

葵咲「流石はくノ一、猿飛さん…!素早いですね!脱帽です!!」

猿飛「…貴女それ褒めてるつもりなのかもしれないけど、単なる嫌味にしか聞こえないから。」


確かに四位は単なる平民、凄くも何ともない。くノ一ファンの葵咲は猿飛を持ち上げようとするが逆効果に終わった。

葵咲は服部の大富豪は阻止したものの、結局は貧民だ。葵咲→銀時→神楽→新八→猿飛→服部の順番だった為、阻止しようが無い。単純に運が悪かった。

どよーん。葵咲と服部の周りだけ重たい空気が流れる。そんな魂の抜けた葵咲を見ながら銀時は不憫そうな眼差しを向けた。


銀時「ホンットお前ってこういうの弱ぇのな。」


その時、突如大勢の足音が走り迫る音が聞こえてくる。ダダダダダッ!!その音に六人は一斉に気を張って構えた。


全員「!?」
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