第6章 仕事において報連相は何よりも大事。
突然の叫び声に驚いた土方は、思わずマヨネーズをかけていた手を止めた。
土方「なっ!なんだよ!急に大声出して…。」
葵咲「ちょっと土方さん!?そんなことしたらコレステロール過多になっちゃうじゃないですか!」
折角栄養バランスを考えて考案した食事なのに、マヨネーズを大量に掛けられてしまっては意味がない。だが、土方はなんだそんな事か、と言わんばかりに止めた手をまた動かし、更に食事にマヨネーズをかける。
土方「別にいんだよ、俺は。食事なんてもんはマヨネーズあってこそのもんだろうが。」
葵咲「~~~っ!!」
葵咲は言葉にならない表情で怒りを表している。それを傍で見ていた総悟は、自分も健康食メニューをテーブルの方へと運び、土方の食べている向かいの席へと座りながら言った。
総悟「土方さん、それは酷いんじゃねぇですかぃ?折角葵咲姉ぇが俺達の栄養バランス考えて作ってくれたっていうのに。」
その総悟の言葉を聞いた周りの隊士達は、一斉に土方を非難した。
「そうだそうだァァァァァ!!」
「副長のウンコ飯ィィィ!!」
土方「うるっせェェェェェ!!俺のメシなんだからどう食おうが俺の勝手だろうがァァァ!!つか誰だ今ウンコ飯って言った奴!後で切腹だコラァァァ!!」
その言葉を聞いた葵咲は眉を寄せ、ムスっとしかめっ面をしたまま、食堂から出て行った。