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銀魂 - 雪月花 -

第53章 相手の承諾を得るのに必要なのは粘り強さ。


その時、道端に露店が出ているのを発見する。その露店には沢山の人だかりが出来ていた。


葵咲「ん?なんだろ、あの人だかり…。」

総悟「見てみやすかぃ?」

葵咲「じゃあ、ちょっとだけ。」


二人は人だかりの後ろから並べられている商品を覗き込む。そこには色とりどりの金平糖が並べられていた。


総悟「へぇ。金平糖ねぇ。こんなに種類があったなんてな。」


沢山の色があるだけではない。味も様々。ヨーグルト味にサイダー味。チョコレート味なんかもある。
珍しいラインナップを見て、総悟も思わず顎に手を当てながら感嘆の声を漏らす。そんな総悟に気付き、店の主人が目を向けて声を掛けた。


「そこのカップルさん、お一つどうだい?」


呼び掛けられて、総悟は葵咲の方へと目を向ける。


総悟「折角ですし、何か買いやしょうか。どれが良いですかぃ?」

葵咲「…いらない。私、いらない!」


血の気が引いたように急に青ざめる葵咲。葵咲はその場から逃げるように走り出した。


総悟「え?ちょ、葵咲!?」
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