第45章 暗闇を照らすのは温かい光。
- 銀時・原田サイド -
土方は古兵衛と電話を済ませた後、すぐに原田へと電話を掛けた。
銀時達は少し前に江戸に着いて林永へ訪れていた。ちょうど“天使の涙”が出来上がったところで原田の携帯が鳴る。
原田「あ、副長からだ。もしもし?はい、はい。…はい、分かりました。」
先程古兵衛から下された指示が原田に伝達される。原田は場所や注意事項を手帳にメモし、電話を切る。それを横で見ていた銀時は、原田が落ち着いたところで、原田の肩をポンと叩いた。
銀時「…じゃあ後はお前らに任せるわ。」
原田「後はってお前何もしてねぇじゃんんん!!」
そのツッコミには応じず、銀時は原田達に背を向けてフラリフラリと歩き出す。
原田「あ、おい!何処行くんだ!万事屋!!…ったく、ホントあいつ何しに来たんだ?」
結局そのまま銀時は何処かへと行ってしまい、“天使の涙”入手から配達まで全て十番隊がこなす事になった。