第45章 暗闇を照らすのは温かい光。
- 総悟サイド -
ハウスマン星でもまた、悪魔との戦いに決着をつけていた。
総悟が手にしているのは愛刀『菊一文字』ではなく、聖剣『アリア』。ルークが打ったこの世にたった一つのヴァルバニルを討伐出来る剣だった。
総悟「うおおおォォォォォ!!」
総悟は勇みよく悪魔へと斬りかかり、見事一撃で悪魔を討伐。
それを見ていた町の人々は、次々に歓喜の声を上げた。
「やった!やったぞ!!ヴァルバニルを倒した!!これで本当の意味で代理契約戦争も終わる!悪魔契約もなくなる!ありがとう!ありがとう!」
ハウスマン星に真の平和が訪れ、見事悪魔を討伐した英雄を称えるパレードが行なわれた。パレードの主役は勿論総悟。総悟は馬車に乗り、観客達に手を振って笑顔を振りまいている。それをツッコむのは勿論一番隊隊士だ。
「“悪魔の涙”手にするだけじゃなく、戦争終わらせたァァァ!!」
パレードも無事終わり、総悟が帰ってきた。
総悟「思いのほか時間が掛かっちまったぃ。早く江戸に戻るぞ。」
「いや、アンタが無駄に時間掛けたんでしょ!!」
※ 『聖剣の刀鍛冶』実際のお話とは異なります。
- 山崎サイド -
今回特に敵との遭遇がなかった山崎達も、着々と材料を集めていた
滝水は道の整備されていない山奥にある為、その場所へとトラックやタンク等を運ぶのに時間が掛かったが、何とか材料十トンも集められそうだ。
山崎「ちゃっちゃと運んでしまおう!残るは後約500kg!」
「おぉォォォ!!」