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銀魂 - 雪月花 -

第44章 生い立ちや立場が違っていれば思想も変わる。


- 銀時・原田サイド -


他のチームに一歩遅れを取りながらも、銀時達も別の惑星へと降り立っていた。
惑星NCL。ここは緑豊かな星だった。
一行は話を聞ける人を探す為、民家や町を探して歩き始めた。


銀時「ったく…なんで俺まで他の星に来なきゃなんねんだよ。」

原田「お前どんだけ江戸から出たくなかったの。ほら、さっさと蜂蜜貰って帰る。いいな。」

銀時「へいへい。」


新八や総悟が降り立った惑星よりは江戸から近く、ハチミツを手に入れる事さえ出来れば先に帰還する事も可能だろう。
銀時達が数分歩いたところで、NCLに住まう生物に出逢った。その生物は異形な姿をしていた。その姿は簡単に言えば人間サイズのスズメバチのような姿。いつぞやテレビのニュースで流れていたキメラアントと同じ姿かたちをしていた。
当然の事ながら、一行はその場で固まる。


「・・・・・。」

銀時「えぇぇぇぇ!?キメラアントォォォォ!?ちょ、おいィィィ!!聞いてねーよ!実はこれが一番の難関だったんじゃねーの!?俺念能力使えねーよ!?戦えねーよ!女王蟻に王の餌にされるよ!!」


慌てふためく銀時に対し、原田が冷静に意見を述べる。


原田「心配するな。レアモノじゃなけりゃ兵隊蟻だ。」

銀時「何の解決にもなってねーよ!!」


どちらにせよキメラアントの食料コース。銀時には何の慰めにもなっていなかった。
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