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銀魂 - 雪月花 -

第44章 生い立ちや立場が違っていれば思想も変わる。


- 総悟サイド -


総悟「ここがハウスマン星か。」


中世ヨーロッパのような風景。
江戸とは全く違った雰囲気の町並み、慣れない雰囲気にきょろきょろとしてしまう隊士達。


「どうします?」

総悟「とりあえず適当に話聞いてみるしかねぇだろ。」


幸い行きかう人々の会話を聞くと、話す言語は江戸と同じようであった。
総悟は野菜売りの店主に声を掛けてみた。


総悟「あ、すいやせん。ヴァルバニルを討伐したいんだが、ブレア火山ってのは何処にあるんでぃ?」

「本気かぃ?アンタ、聖剣は?」

総悟「聖剣?」


聞きなれない単語に、思わずオウム返しになる総悟。だがこの星では“聖剣”の存在は当たり前で、その単語を知らない者がいないといった様子で店主は呆れた顔になった。


「聖剣なしじゃヴァルバニル討伐なんて無理だよ。とりあえず、刀鍛冶(ブラックスミス)をあたりな。」

総悟「ブラックスミス…。」

「この町外れにいるから。ルークって男がね。」


なにやら聞いた事のある単語、人名に真選組隊士は冷静にツッコミを入れた。


「これ“聖剣の刀●冶”完全に乗っ取ってますよね?」
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