第42章 余計な一言を言う奴は嫌われやすい。
「次に…。」
銀時「無視してんじゃねェェェェ!!さっきから何なんだよ!ハウスマン星とかハルル星とか、ざっくりしすぎだろ!!小せぇって言われてる地球だって広いんだよ!!んな惑星だけの説明で探せるかァァァ!!」
折角のツッコミも空(くう)へと消える。まぁこれは録画映像のようなので仕方ないといえば仕方ない。
「四つ目、『六甲の滝水』」
新八「あ、これは知ってますよ。江戸から少し離れていますが山奥にある滝の水です。かなり美味しい天然水だとか。」
ようやく普通に手に入りそうなものが出てきた。新八はほっとため息を漏らす。
そして画面上に用意する水の必要量が表示された。
「この滝水を千トンほど。」
新八「どんだけェェェェェ!!水千トンなんて想像つかねーよ!!」
やはり簡単に事は進まなさそうである。だが今までの経験上、どんなにツッコんでも無視され続け、要求が受け入れられる事はなかった。投げやりな気持ちで新八はツッコんだのだが・・・・。
「…と、クレームがきたので十トンでいいや。」
新八「いいのかよ!?物凄く減っただけど!?つーかなんで今のトコだけ会話になったの!?今まで一方的だったのに!」
「ごちゃごちゃうるせーな。」
新八「おいィィィ!!急に態度まで悪くなってんぞ!!」
「じゃあ諸君、健闘を祈る…何としても、姫を救い出すのだ…!!」
半ば諦めモードでツッコんだ新八だったが、まさかのここにきての会話成立だった。
そして画面が再び切り替わり、古兵衛と葵咲を映し出す。