• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第42章 余計な一言を言う奴は嫌われやすい。


「君達は選ばれた。さぁ立ち上がれ、光の戦士達よ!!」

銀時「光の戦士って何だァァァァァ!!FFかァァァ!!」


全力でツッコむ銀時だったが、そのツッコミも虚しく、ナレーションは淡々と続けられる。


「姫は今、悪の手先によって囚われの身となってしまった…。」

新八「悪の手先ってオメーだろ!!自分で認めちゃってるよ!」

「姫は悪しき魔術によって封じられている。」

銀時「悪しき魔術って何だよ。さっき見たよ。爆弾だろーが。しかもオメーの作った爆弾じゃねーのかよ。」

「その封印を解くには神の力を宿す神器と聖水が必要だ。」

銀時「ねぇ、何なのコレ。何の映像なの。神器とか聖水とか爆弾解くのに関係ねーだろ。そもそもオメーが首謀者だろうが。何良い提案してるみたいに第三者気取ってんだよ。」


ツッコミどころ満載の映像に、銀時と新八はツッコまずにはいられない。
だが、どんなにツッコんでも無視されるその待遇に、だんだんと諦めの表情が浮かんできた。

次はもう何もツッコむまいと思った新八だったが、次のナレーションの言葉を聞いて、全身全霊のツッコミを入れる事になる。


「必要な材料は五つ。まず一つ目は『天使の涙』。」

新八「初っ端から無理な材料来たァァァァァ!!天使の涙って何だよ!何処で取れんだよ!まず天使見つけるのが不可能だろうが!!」


最初(はな)から葵咲を解放するつもりなどないのではないだろうか、そう思える程の無茶な要求である。
だがここで“天使の涙”について補足が入った。


「『天使の涙』とは、先日林永から発売された、ミルク味の飴玉。」

銀時「ってただのお菓子かよ!これ俺も欲しかったやつだよ!!」
/ 1377ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp