• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第3章 男の下心には気を付けろ。


恒道館道場、志村家へ戻ってきた葵咲は、作成したチラシを妙にも渡し、現在の状況を説明した。妙は納得し、奉公先が見つかるまでという事で改めて葵咲を迎え入れることにしたのだった。
葵咲はチラシを配布する為出掛けようとしたが、妙に止められ、妙が買い物に出る間の留守を頼まれた。葵咲は自分の仕事探しを放棄する事は万事屋メンバーに申し訳ない気もしたが、暫く住む所の世話になる家主の頼みでは断れない。志村家の留守を預かることにした。

そして妙が買い物に出て数分後、妙のストーカーゴリラこと真選組の局長、近藤勲が突如庭から現れた。


近藤「お妙さーん!貴女の勲がバーゲンダッシュ持って来ましたよォォォ!!」


玄関からではなく庭から現れたこの男に、特に驚くこともなく、葵咲は普通に部屋の中から答える。


葵咲「あ、お妙さんのお客さんですか?ごめんなさい、お妙さん今出掛けてて…すぐ戻られるって言ってたんで、良かったら上がってお待ちになりますか?」


葵咲の顔を見た瞬間、近藤はまるでブレイク(FFでおなじみの石化の魔法)でも掛けられたかのように、その場で石化した。それは先日の土方と同じ理由である。この女が沖田ミツバにそっくりだったからだ。


近藤「…あ、あ、あ…うわァァァァァ!!!!!」


近藤はバーゲンダッシュの入ったコンビニの袋をその場に落とし、叫びながら塀を飛び越え、去って行った。
/ 1349ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp