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銀魂 - 雪月花 -

第23章 笑いのツボは人それぞれ。


暫くして葵咲達のもとに近藤と土方も駆けつけた。


近藤「お前達!大丈夫か!?」

土方「おい市村!勝手に飛び出してんじゃねーよ!」

葵咲「あ、局長に副長。大丈夫です?」


平然と土方達の身の安全を問う葵咲の出で立ちは、未だ血みどろのままである。
その姿を見た土方は、その台詞をそっくりそのままバッドで打ち返した。


土方「ああ、大丈夫だ…って、お前が大丈夫かァァァ!!ほんの数分で何があったの!?」

葵咲「ちょっと成り行きで。」


やり取りが面倒だった葵咲は、またもや“成り行き”の一言で片付ける。


土方「成り行きで血みどろの花嫁!?聞いたことねーよ!!」


どこか銀時と似たモノを持っている土方。ツッコミもまた同じツッコミをする。そんなデジャブに銀時が苛立った。


銀時「あ、それ俺がさっきツッコんだから。マジウザイんだけど。」

総悟「ウザ方さんは黙っててくだせぇ。」


まるで打ち合わせでもしたかのように息がピッタリの銀時と総悟。そんな二人を交互に見ながらまたもや土方は怒りながらツッコんだ。


土方「誰がウザ方だコラァァァ!!つーかなんでオメーがいんだよ!」

銀時「俺が何処にいようが勝手だろうが。」


喧嘩が始まり、いがみ合っている二人をよそに、葵咲は近藤に事態の状況を問いかけた。


葵咲「局長、暁党の首謀者は?」

近藤「うむ、どうやら騒ぎに乗じて逃げられたようだ…。」

葵咲「そうですか…。」


状況を聞き、表情を曇らせる葵咲。そんな葵咲の様子を見て総悟が心配そうに顔を覗き込んだ。
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