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銀魂 - 雪月花 -

第21章 遊びの計画は他人任せが楽で良い。


映画を見終わり、劇場の外へと出る二人。葵咲は映画に満足している様子だ。


葵咲「なかなか面白かったね~!」

神威「そう?俺には何が面白かったのか分からないよ。」

葵咲「…ですよねぇ〜…。」


映画が面白かったという葵咲に対し、神威は何に一つ面白さを感じていないようだった。
そう簡単に上手くはいかない。ある程度は覚悟していた葵咲だったが、あまりの手応えのなさに、少し肩を落とした。
そして葵咲は先程の映画を見て何かを思いついたようだった。


葵咲「うーん…。じゃあ次は…動物園とか行ってみる?」

神威「俺はよく分からないからお姉さんに任せるよ。」


全くの他人任せ状態の神威。何処に誘おうが、何を提案しようが、興味を示さない事には予想がついていた。故に葵咲は神威に意見を聞いているようで全く聞いていない。まぁ相手が神威だから、というよりは、葵咲の性格がそうさせるのだろうが。


葵咲「よし、決まり!じゃあ大江戸動物園行こっか~。あそこは珍しいエイリアンもいるんだってさ!」

神威「…それ、もしかしてさっきの映画見てアンタが行きたくなっただけなんじゃないの。」


鋭い考察の神威。そんな神威の指摘には聞く耳を持たず、自らの意見を押し通した。


葵咲「さっ!早く行こ!!」

神威「お姉さん、俺の話聞いてる?」
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