第13章 人生はRPGみたいなもの。
その時、三人が隠れている事が真選組に見つかってしまった。
「いたぞォォォォォ!!こっちだァァァァァ!!」
新八「ヤバイ!真選組が来ましたよ!!」
葵咲「『コマンド…
⇒戦う
逃げる 』」
新八「コマンドってなんだよ!RPGやってんじゃないんですよ!!」
葵咲は向かってきた真選組の隊士二人に向き合い、コマンドを開いた。
葵咲「『 魔法
⇒召喚 』」
新八「魔法も召喚も出来るわけねぇだろ!っつーか召喚って何召喚するつもりだよ!?」
葵咲「『葵咲は婆歯武鵜兎(ばはむうと)を召喚した』」
その時、何処からともなく謎の生物が現れた。鵜と兎とが合体した気持ち悪い生物だ。鵜の胴体に、兎のような手足と耳。だがその顔は老婆の形相をしている。
新八「婆歯武鵜兎って何だァァァァァ!!なんか気持ち悪い生き物出てきたよ!その割にはお婆さんの顔でめっちゃ弱そうなんだけどォォォ!!」
婆歯武鵜兎「『目がフレアーーー!!』」
婆歯武鵜兎は謎の黒い物体を真選組隊士の目を目掛けて投げつけた。
「ぎゃああああ!!目が!目がァァァァァ!!」
新八「バハムート強ェェェ!!つーか今何投げたの!?」
葵咲「この間お妙さんにダークマターを頂いたので。」
新八「それダークマターじゃねぇよ!多分一応卵焼きィィィ!!確かに目に入れたら焼けるような痛さだろうけど!!」
葵咲が婆歯武鵜兎と共に真選組隊士達と激闘を繰り広げていると、その反対側からも真選組が二人現れた
神楽「ヤバイアル!こっちからも回り込まれたネ!
『コマンド…
⇒アイテム』・・・・」
今度は神楽が反対側に現れた隊士達と向き合い、コマンドを開いた。
新八「ってお前もRPGやってんじゃねェェェ!!」
神楽「『神楽はエリクサーを使用した』」
新八「誰も負傷してないのに使ってんじゃねぇよ!エリクサーなんて勿体なさ過ぎるだろ!!」
葵咲「そうだよ!エリクサーは永久保存だよ!!」
新八「それじゃ意味ねぇだろ!せめてラスボスで使えよ!!」
そんなボケとツッコミ劇を繰り広げていた新八と葵咲に向かい、どや顔で神楽は答えた。