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銀魂 - 雪月花 -

第114章 誰にでも優しいより自分だけに優しい方が特別感が増す。


そして場面は近藤達へと戻る。


妙「きゃあああァァァァァァァ!!」

近藤「ちょ、お妙さんんんんん!!」

新八「姉上!落ち着いて下さい!!」


近藤を武器のように振り回す妙。近藤を助けるわけではないが、あまりの情景に新八が止めに入る。
だがそんな新八を振り切り、妙はスタンド目掛けて近藤を投げ付けた。


妙「くたばれ悪霊がァァァァァ!!」

近藤「ぎゃあああァァァァァ!!」

新八「近藤さんんんんん!!」


スタンド目掛けて投げられたとは言え、実体のない霊体。ぶつかる事は無く、近藤はスタンド達をすり抜けて壁へと激突。ダメージはデカイ。

だがここで、凶悪な表情を浮かべて襲い掛かってきていたスタンド達は、フッと何かが途切れたように我に返り、顔を上げて皆そっぽを向いて退散して行った。


猿飛「なに?スタンド達が帰って行くわ。」

新八「何だったんでしょう。そういう演出だったのかな?」


割と玄関に近い場所での出来事だった為、最終メインイベントだったのだろうかと考える新八。TAGOSAKUが成仏した今では悪霊のようなスタンドはいないはず。きっとスタンド達が本腰入れて脅かしに来てくれたに違いないという結論に至った。

妙に飛ばされた近藤は完全にのびている。新八一人では運びきれなかった為、猿飛も手伝う事に。猿飛もあまりの恐ろしさにこの場で一人で銀時を待ち伏せようという気持ちはなくなっていた。

新八達は旧舘から無事脱出。駆け抜けてきた山崎達も彼らに追いついて一緒に脱出。近藤の介抱を山崎が引き継ぐ。

そんな情景を山の斜面から見下ろす怪しい影が一つ…。影はただただ、その情景を見下ろしていた。




第百十五訓へ続く





- 次回予告 -

次回!松本とペアとなったのはヅラ子!
松本はヅラ子に話したい事があるようで…?
そしていよいよ!将軍と葵咲!スタンドと言えばお馴染みの?
あの三人組も大活躍!
次回もお楽しみに♪٩(๑^o^๑)۶
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