第110章 宴会の催し物といえばビンゴ大会。
新八「ちなみに今回のビンゴ大会、最後に残った人以外全員に景品が用意されてます。」
神楽「ウッホホーイ!」
銀時「だからなんでお前も入ってんの。」
景品貰う気満々の神楽。だったら俺も欲しい、そう思いながらも銀時は司会進行側の立場で神楽に冷ややかな視線を送る。そんな銀時を尻目に、新八は景品についての説明を行なった。
今回のビンゴ大会の景品は、一位抜けの者には業物 『不知火』、二位は豪華宇宙ディナークルーズのペアチケット、三位は高級肉『松坂牛』三万円分とかなり豪華。更に以下参加者にも景品が設けられている。ただ一人、最下位だけは景品なし。少し面白みを持たせようという事で成された提案だった。そうしてビンゴ大会は大盛り上がりを見せる。
順次番号を読み上げ、次々にカードは埋まっていく。一位抜けは一番隊隊士、隈無清蔵(くまなくせいぞう)。意外な人物の一位抜けに皆が歯噛みする。そして二位抜けは葵咲。当初幹事として参加を辞退していた葵咲だが、周りの勧めで参加したのである。そして三位はそよ姫。なかなか良い結果を残している。
そうして続々と抜けて行き、残るは二人…。
山崎「ビンゴォォォォォ!!」
新八「これで最後の景品配布終了です!残ったのは…」
残った人物へと視線が集まる。
茂々「・・・・・。」
(銀時・新八:将軍かよォォォォォ!!)
呆然と座っている将軍には陰りが。そして目には涙を浮かべていた。
茂々「将軍家は代々、…ビリっけつだ。」
銀時「おい、やべーよ、あれ無理してるやつだよ。将軍涙目だよ。掛ける言葉が見付からねーよ。」