• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第107章 自分の為に頭を下げてくれる人には心惹かれるものがある。


土方「・・・・ハァ。わーったよ。」

葵咲「!」

土方「ひとまず近藤さんや とっつぁんに報告して了承得れたらな。」

葵咲「土方さん!ありがとう!」


土方から放たれた譲歩案に、歓喜の笑顔を浮かべる葵咲。嬉しそうな顔を浮かべる葵咲につられて土方も自然と顔が綻ぶ。
だが今回の案件については土方の一存では決められない。まずは近藤、そして警察庁長官である松平の許可が下りない事には話は進められない。土方の本音としては松平から許可は下りないで欲しいところ。内心、葵咲へのその場しのぎの宥めにすぎなかった。
だが葵咲は次の瞬間、一目散に駆け出していた。


葵咲「じゃあ早速短英さんのところに行ってきます!」

土方「人の話聞いてたァ!?とっつぁんの許可降りたら…って、ちょ!おいィィィィィ!!」


土方の言葉など葵咲の耳には届いていない。葵咲は松本クリニックへと一目散に駆けて行った。
/ 1377ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp