第102章 天才の頭のネジが外れればサイコパス。
謎に心のダメージを負わされた玲央だったが、舌打ちして二人を睨みつける。
玲央「チィッ。けど流石にこのままお前ら二人相手すんのはキツイか。侍ごときにこの力使うのは勿体ねー気もするけど、俺の身体に馴染ませる為の練習台にしてやるよ。」
そう言って玲央は懐から注射器を取り出し、すぐさま自分の腕に突き刺した。
『しまった。』、銀時達は心の中でそう呟く。余裕をかましてしまったが故に相手に隙を与えてしまった。だが後悔してももう遅い。玲央は何らかの薬を投与したと同時に豹変。腕や足は大きくムキムキと膨れがあり、歯は鋭い牙と化す。そして額には角が生えた。
銀時「ぎゃぁぁぁぁぁ!!本物の鬼ィィィィィ!!」
近藤「いや、鬼っていうか喰魔だよね!?災禍の顕主の人だよね!?」
玲央の腕は何処かで見た事あるやつだった。テイ●ズ…オブられてる、あの、アレ。それを近藤がすかさずツッコんだのだが、そんなツッコミを無視して玲央は右手を構えて大いに叫んだ。
玲央「アルトリウスゥゥゥゥゥ!!」
近藤「最早別件に巻き込まれてるんだけどォォォォォ!!」
銀時「俺達聖隷と契約もしてねーからァァァァァ!!」
ネタ詳細については、テイルズ オブ ベルセリア参照である。
思わず大声で叫び返す銀時と近藤。そして近藤は銀時の方に顔を向ける。
近藤「お前何とかしろよ!柱だろ!!」
銀時「それ別の漫画の杉田!俺だけど俺じゃねーよ!俺日輪刀すら持ってないからね!?階級“癸(みずのと)”以下だからね!!」
岩柱、悲鳴嶼行冥のCVは銀時と同じく杉田智和氏である。その共通点から近藤は銀時に交戦させようとするも、当然の事ながら銀時は反発したのだった。
二人はゴクリと息を飲み、構えながら再び玲央へと目を向ける。
近藤「とりあえず俺達で何とかするしかねぇか。」