第99章 主役のチームはいつの時代も横並び。
近藤「こいつの恋愛観はもう爛れてるんだ。そんな小学生みたいなピュアな感情持ち合わせてるわけないだろう。」
銀時「ただれたストーカーに言われたくねーよ。つーかスカートの中覗き見る小学生をピュアとか言ってんじゃねーよ。」
冷静なトーンでツッコむ銀時。目くそ鼻くそだ。そんなやり取りにピリオドを打つように、葵咲が何かを閃いて皆に提案する。
葵咲「公平を期す為に全員横並びで登ろうよ。なんかドラマみたいでカッコイイし。Gメン’75みたいな。」
銀時「古いな!!せめてHEROにしとけよ!つーか這いずりながら登ってる時点でカッコ良くねーよ!!」
一昔前のドラマのオープニング等で飾られた描写。主役率いるチームが横並びに歩くシーンだ。だがその古すぎる例えに銀時は思わずツッコミを入れた。正直、作者柚木もGメン’75は知らない。ググって出てきたのを拾っただけだ。
とりあえず葵咲の機嫌を直す為にも壁をよじ登りながら横並びになってみる。左から信女、近藤、銀時、葵咲、土方の並びになってみた。
土方「つーか俺だけ障害物やたら多いんだけどォ!?全然公平じゃねーだろが!」
一番端の土方の場所には室外機や看板等、やたら障害物が多く、公平じゃなかった。