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銀魂 - 雪月花 -

第97章 スイートルームはエリートの為の部屋。


今回、土方達の訪問が仕事の一環だと思っていた銀時はそんなツッコミを繰り広げる。だがそれに対しては反論するでもなく、話を反らすように松本が返した。


松本「まぁ落ち着いて。そんな話をする為に集まったわけではないでしょう。」


松本からの意見に銀時はぐっと下唇を噤む。すると佐々木が溜息を吐いてそれに続いた。


佐々木「そうですよ、本来の目的を見失わないで下さい。」


どの口がそれを言うか、といった文言ではあるが、ここで争っても仕方がない。ひとまず銀時は怒りを抑えてその場に座り直す。その様子を見届けた佐々木は頷き、懐から携帯電話を取り出しながら葵咲へと視線を向けた。


佐々木「市村さん、そういえばまだアドレス伺ってませんでしたね。アドレス交換宜しいですか?」

銀時「オメーも目的見失ってんじゃねーか。」


今度は銀時が冷静なツッコミを入れる。だがそんなツッコミも無視され、佐々木と葵咲のメルアド交換が始まった。


佐々木「これからメル友として宜しくお願いしますね。」

葵咲「え!?良いんですか!?有難うございます!私、メル友とかいないので嬉しいです!」


パァッと歓喜の表情を浮かべる葵咲に対し、これまた至って冷ややかな視線を送るのは銀時だ。


銀時「おい、やめとけ葵咲。迷惑メールしか送ってこねぇから。ギザウザすだから。」
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