第93章 世間は狭い。
数秒後。
長谷川「なんで俺まで駆り出されてんの?」
この場に長谷川が召喚された。
葵咲「タイムカプセル探してるんですけど見つからなくて。」
桂「一人でも多くの人手が欲しいところでな。」
銀時「長谷川さん暇そうだったじゃん。車で一人で待つよりこっちの方が良いだろ?仲間に入れてやろうと思って。」
長谷川「何の仲間に入れようとしてんの!?犯罪者の仲間ァァァァァ!?明らか犯罪の片棒担がせようとしてるよね!?そこに見てはいけない白骨死体らしきものが見えるんだけどォォォォォ!!」
掘り返している土の中に目を向けた長谷川は、骨らしきものをすぐさま見付けて叫んだ。どうやら先程葵咲達が掘り当てた白いナニカは骨だったらしい。これに対して葵咲が冷や汗を垂らしながら弁解する。
葵咲「や、やだなぁ。これは骨なんかじゃないですよ~。皆で埋めたカルシウムです。」
長谷川「それってつまり骨だよね!?俺就職決まったばっかなんだよ!面倒ごとに巻き込まれるのはごめんなんだよォォォォォ!!」
頭を抱えて大絶叫の長谷川。見たくない物、見てはいけない物を見てしまった。これでは折角決まったこの度の就職も危うい。その事について訴える長谷川に対し、銀時が真剣な眼差しを向ける。