• テキストサイズ

銀魂 - 雪月花 -

第93章 世間は狭い。


三人が立ち去った後、遠からず近からずの距離で見守っていた土方達は、ひょっこり顔を出す。


松本「誰のお墓参りだったのでしょう?」

新八「あの三人で訪れた、って事は…。」


誰の墓参りか、新八には予想がついた。だがその答えは口に出さずに近藤達と共に、今まで葵咲達が参っていた墓へと足を向ける。そして六人は墓の前で立ち止まった。


山崎「吉田松陽…。あ・・・・。」


銀時達の師であり、葵咲の伯父だという事に気付く。近藤はフッと微笑をもらして葵咲達の後を追うように歩を進め始める。そしてそれを見た新八、神楽、山崎、松本もそれに続いた。
土方は何かを考え込むように墓を見つめて立ち止まっている。そんな土方へ、山崎が気付き、振り返って声を掛けた。


山崎「副長ー!何してるんですかー?葵咲ちゃん達、見失っちゃいますよー!」

土方「あ、ああ。」


そうして土方も後へ続いた。
/ 1377ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp