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銀魂 - 雪月花 -

第91章 ホームセンターでの買い物は行き慣れた店が買いやすい。


指差された先に視線を向ける三人。葵咲の傍にもう一人、近付く影があった。それはよく見知った腐れ縁とも言える人物。銀髪の侍、坂田銀時だった。


山崎「万事屋の旦那?」

松本「? 一体どういう…。」


接点が見当たらない。葵咲と銀時が顔見知りであるという事は知っているが、桂は?その事情を知らない松本は小首を傾げる。


近藤「ああ、松本先生は知らなんだか。」


その疑問に対しては近藤が説明した。銀時が元々は伝説の攘夷志士、白夜叉であった事。そして、葵咲、銀時、桂の三人が同じ学び舎で育った幼馴染である事を。真選組に鉄が加わった一件にて、銀時が元攘夷志士である事が露見した。(コミック第42巻365訓~参照。)その際に葵咲から銀時と桂も幼馴染であった事が話されたのである。
そしてそれを聞いた松本は感嘆の声を上げる。


松本「へぇ。そうでしたか、銀時さんが。」


華月楼で数多の花魁に扮した侍や、宇宙海賊“鐡”と一戦交えた銀時の強さに納得した。その事に理解は出来るが、どうにも腑に落ちない点が。その点について松本は思うままの意見を述べる。


松本「…とはいえ、今の銀時さん(彼)は、そんな雰囲気 毛程もなさそうですが。もう少し様子を見た方が良いのでは。」

山崎「・・・・・。」


鼻をほじりながら欠伸をしている銀時。とてもじゃないが、今からテロ活動を行なおうとしている人間の態度には見えない。
そしてそれは先日散々万事屋を張り込んでいた山崎も同意見だった。暇人が暇しているところしか見ていない。近藤と土方も知るところである。考えた末、土方は松本の意見に賛同する事にした。


土方「そうだな。それにこれから攘夷浪士どもが集うなら芋づる式に引っ張れる。他の連中が集まったと同時に叩くか。」
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