第5章 ご (銀魂/神威)
「……何やってんの」
「ん?俺とお揃いにしてあげようと思って。」
は基本あんまり髪を纏めないから、誰かに結ってもらうこともなくてどこかこそばゆい。
けれど神威の言ったように、人に、特に恋人である神威にやってもらうのがいいというのはわかる気がした。
あっという間に編み終わって、神威は満足顔だ。
そこへ、ドンドン、と部屋の扉を叩く音。
「オーイ団長ー、いつまでイチャイチャしてる気だー」
「あれれ、お迎えが来ちった。」
ドア越しの阿伏兎の声に、少し残念そうに神威がぼやく。
朝から団長のお迎えなんて、今日も阿伏兎は苦労してる。
「早く行ってあげなよ。」
「わかってるヨ。」
が急かせば、よいしょと神威はベッドを立ち上がって入り口へ向かう。
ほんとに、三つ編みしに来ただけだった。
「あ、、三つ編みとっちゃダメだよ。似合ってるんだからさ。」
わざわざ振り向いてそう言って、神威は出ていった。
そりゃ我らが神威団長が編んだ三つ編みなんて、怖くて解けないけども。
そんな直球に誉められたら照れる。
これからたまには三つ編みしてもいいかな、なんて思う蓮だった。
Fin.
あの三つ編み、神威が自分でやってると思うと滅茶苦茶かわいい………
阿伏兎にやってもらうのも素敵だけども。
アニ銀の沖田vs神威、二人とも大好きだから滾りました………スタッフさんありがとう…