第5章 金沢観光
「カラ松、ごめんね。」
「いや、俺こそ、まつのくりすてぃーぬをがっかりさせてすまない・・・でも、まつのくりすてぃーぬは俺の女神なんだ。」
「うん。分かったよ。ありがとう。」
まつのくりすてぃーぬはカラ松の頬に小さくキスをした。
「カラ松、私のお願いごとは、カラ松がずっと笑顔でいられることとカラ松のお願いが全部叶うことだよ。」
それを聞いたカラ松は瞳を潤ませる。
「だから、悲しい顔しないで。カラ松が私を大切にしてくれてるのは分かってるよ。」
カラ松はまつのくりすてぃーぬをグッと抱き寄せた。
「まつのくりすてぃーぬ、俺の宝、俺のミューズよ!!」
「カラ松、嬉しいけど、息苦しい・・・!」
「はっ!す、すまんまつのくりすてぃーぬ!俺としたことが!」
「苦しかった・・・」
カラ松はオロオロしている。
「大丈夫か・・・?」
「うん。もう大丈夫。あ、バス来たよ!」
まつのくりすてぃーぬはカラ松の手を取ると「今日、目一杯楽しもう!」と、カラ松に微笑みかけた。
カラ松はその時、心からまつのくりすてぃーぬを一生大切にしようと誓った。