第15章 努力の結果 【竜ヶ崎怜】
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『最近、怜の部活が忙しくて一緒に帰れてなかったから、怜と帰るの新鮮かも』
怜「そうですね」
なんか、素っ気なくない?
朝もそうだったけど…………
『今日が何の日か知ってる?』
怜「バレンタインですよね。まさか、また美しくない料理を渡すつもりですか⁉」
『なっ!怜ひどい!今回はちゃんと上手く作れたもん!』
怜「本当ですか?」
『本当だよ!頑張ったもん。ほら』
本当はもっとちゃんと渡したかったけど
まぁいいか
怜「まぁ見た目はいいですね」
『見た目だけじゃないよ!味も!』
怜ってば酷いんだから
1年前から、この日のために頑張ったんだよ!
美味しくない訳がない!
『早く食べてみてよ』