第15章 努力の結果 【竜ヶ崎怜】
怜「……………、甘い」
『え?』
怜「少し甘すぎるような気がします………」
『嘘っ!ちょっと1個ちょうだい!』
パクッ
ほ、本当だ………
甘すぎる………
『なんで、こんなに甘いんだろ』
怜「でも食べられなくはないです」
『本当⁉私、料理上達した?』
怜「えぇ、だいぶ」
怜はわかってるのかな
私が毎年どんな想いでチョコを渡しているか
ちゃんとしたチョコが作れるまで言わないって決めてるんだ
来年はちゃんと"本命"ですって言えるように頑張るよ
怜「来年のチョコ、楽しみにしてますよ。今年より美味しいの期待します」
『もちろん!覚悟してね!』