第12章 大切な記念日 【竜ヶ崎怜】
怜Side
『あ、そういえば怜ちゃんにプレゼントがあるの!』
「プレゼント?」
『怜ちゃんへの誕生日プレゼント!本当はもっと違う形で渡したかったんだけど……』
祐季さんが僕にプレゼント⁉
『はい、これ……。気に入ってもらえると嬉しいんだけど……』
渡されたケースに入っていたのは
綺麗な蝶が端っこに描かれた
オシャレな眼鏡ケースだった
『水泳する時は眼鏡外すでしょ?その眼鏡を入れるのにって思って……。怜ちゃんはバタフライだから蝶かなーって』
「とても美しいです!ありがとうございます!大切にしますね」