第18章 1人の女として 【橘真琴】
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さすが真琴…………
バレンタイン当日の今日
放課後になった瞬間、皆それぞれ想い人にチョコを渡している
背も高いし、顔もなかなか良いし、性格も良い真琴は女子にモテる
『わぁ、すごい量のチョコ…………』
あれ全部食べられるのかな?とか思いつつ
私もバックの中のチョコを確認
甘いのがあまり好きじゃない真琴の為に
ビターにして作ったチョコ
あまり料理に自信はないけど、お母さんに教わりながら頑張って作った
真琴、受け取ってくれるかな……
真「祐季!帰ろうか?」
『うん!帰ろう!』
ちゃんと渡さないと!
ちゃんと真琴に想いを伝えないと!
私の運命は帰り道に決まることになった