第64章 【烏と狐といろいろの話 その5】
「るっせえええええええっ。」
相手は一応他校な上に年上であるがこの場合は致し方あるまい。
「知るかんなもんお宅んとこのブラコンの体質的に心当たり全員同着だろ決まってらあっ。」
今回はごもっともな二口の怒りは烏野の残りのメンバーや他校より先に違う事態を引き寄せた。
「ふ」
「美沙、どうした。」
「あれ、ままコちゃんヤバい感じ。」
「ツムとのお化け屋敷終わったのにプルプルやん。」
「どないした、ままコさん具合悪なったんか。」
力と宮兄弟、そして北が異変を察知するももう遅かった。
「ふぎゃああああっ。」
耐えきれなくなった縁下美沙お決まりの叫び、本日の一発目が放たれてしまったのであった。