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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第62章 【烏と狐といろいろの話 その3】


しばらくして時間はそろそろ昼である。

「腹減った。」
「お腹減った。」

治と美沙が同時に呟く。

「早いわっ、てかままコちゃんもかいっ。」

侑が高速で突っ込む。

「そない言わはるけど。」
「朝飯いただいてから結構経っとるで。」
「それに結構歩いとうし。」
「3時間もしたら腹減るて。」
「ねー。」

ド底辺動画投稿少女と高校バレーボール界アイドルの片割れの意見が一致している。

「くそ、サムが大食い繋がりでままコちゃんと仲良しになっとる。」
「張り合い方が意味分からんねん、阿呆ツム。」
「ちゅうか私、そない大食いちゃうし。な、兄さん。」
「梟谷のマネージャーさんと比べてるなら基準間違ってるからな。」
「なんというっ。」
「そんなこったろうと思ったよ。」
「どのみち飯にはいい時間やな。」

北が静かに言って、力がそうですねと同意する。

「だったらおすすめの店があるんですが。」

美沙、宮兄弟、北信介の4人はほんの少し力を不思議そうに見つめた。

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ということで縁下力主導のもと、一同が来たのは

「お昼はここにしましょう。」
「やったー。ほな私、今日揚げ物解禁。」
「今日は特別だからな。」
「烏野食堂か、地元で愛されてるって感じがあるな。」
「まま兄くん的にどうおすすめなん。」
「すぐわかるよ。あ、君と治君には二重の意味でかな。」
「サム、意味分かる。」
「分からん。」
「それより、はよ入りましょ。」
「美沙、あからさまにワクテカしない。」

首を傾げる双子は置いておいて、縁下兄妹が先に店の中へ入っていくのだった。
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