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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第61章 【烏と狐といろいろの話 その2】


「カラーコードとかスクリプト名かな。」
「まま兄くんはわかるんや。」
「たまに演出の相談受けるから。」
「流石、動画クレジットにも出るお兄ちゃん。」
「侑君、おちょくってるだろ。」
「何がすごいて、これが最終的にあの動画になるんがすごい。」
「な、サム、想像つかんよな。」
「今日はツムと一緒でゾッとせんことが多いな。かなん(かなわない)わ。」
「なんか言うたか。」
「喧嘩したら追い出す言うたでしょ。」
「ごめんて、ままコちゃん。」
「これ見たら、実際の編集画面も見てみたいな。」
「北さんが食いついてはるっ。」
「なんや、治。びっくりする要素ないやろ。」
「いやめっちゃありますて。」
「えと、ほなソフト立ち上げるんでお待ちを。」

そうして縁下美沙の部屋は義兄立会のもと、その後ハンドルネーム・ままコの編集作業見学会場と化した。

「ままコちゃん、編集環境も無茶苦茶進化してるやん。」
「PC変わったし、今後要りそうやし。」
「このソフト、なんで英語で使てるん。」
「それはですね、治さん、海外の人が作ったスクリプトとか追加機能が日本語版やと動かんことが多いんで。」
「よう作業出来るなあ。」
「大体読めるんで。」
「この歩いてるアニメはパーツ分けしてるんか。」
「あ、北さん、流石ですね。そうです、頭から爪先まで全部絵を描く段階でレイヤー分けしてます。で、動かす時は動かす基準をこう決めたげて、回転角度とか動かす位置を時間ごとに決めたげて。」
「ほう、手慣れたもんやな。」

しばらくの間、まあまあマニアックな話が続いた。
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