第2章 血だらけに染まる足元
―男は光を遮断した部屋に閉じこもり、部屋の端で三角座りをしていた。
手にナイフを持ち、よだれを垂らして笑っていた。
「ふ、ふひふひふふふひふ…」
自分の左手の親指から手のひらにかけ、すっと切り傷を作る。
男の足元には、何かの粉で真っ白になったビニール袋が複数落ちている。
テレビから、吐息とあえぎ声が聞こえる。
男は、何やら興奮した様子で、テレビを見た。
「ああっう。」
テレビに映る女は、快感に身をうねらせていた。
「こいつ、いっちまったんだな。」
「おら、口があいてんぞ!!」
「いやあっ…うっ!!」
男はテレビに映る様子に快感を覚え、うめき声をあげる。
「ふひ、はあはあはあ…」
すると、ドアが開き、縄に縛りつけられた女が、連れて来られた。
女を連れて来たオールバックで白衣をまとうの男は、興奮した男に言った。
「おい。
こいつに自分の種子を植え付けてやれ。」
「は、はあい…はあはあ」
「出来るまでやりまくれよ。」
オールバックの男は、ふいっと振り返り、光をさす側に帰っていった。
暫く、男は女を見た。
縛りつけられた女は目をさました。
「なにこれ……
!?」
女はテレビに映る映像を見ると、ガン見した。
テレビに映る女は、男二人を奉仕していた。
女はとっさに、ヤク漬けにされた男を見た。
男はズボンを下ろして、女に見せた。
「きゃあああっ!!!」
男はナイフを手にして、女の服を切り裂いた。
裸体があらわになり、男に触られた。
女は犯され、男は何度も女の中に尽きた。