第3章 合宿
GW前の最後の登校日の昼休み。
私は教室でガールズトークに花を咲かせていた。
「「合宿??」」
仲良くなった友達二人にGWの予定を聞かれたので合宿と答えたところ、目を丸くされた。
「え、男子大勢の泊まるとこに1人?なんかえろいー!」
「ち、違うよ!先輩のマネージャーもいるもん。しかも超美人の人。」
「なーんだ、つまんないの。」
「あんたはただエロい話が聞きたいだけでしょ!」
友達の一人が最初に発言した子にそう突っ込む。
「でもさー、ひとつ屋根の下だよ?しかも5日間?何か起こったって全然不思議じゃないでしょ。」
その言葉に私はドキっとする。
「まあ、とりあえず襲われないように気をつけなね?でも、エロい話は期待してる☆」
「それ、すごい矛盾してるよ…そんなおみやげ話は持ち帰れないと思うから期待しないで。。」
友達の言葉にいちいち動揺する自分が恥ずかしかった。
皆、真面目に練習しに行くのに失礼だよね…。
自分を戒めるために軽く両手で頬を叩いた。