幻影旅団の幼馴染み【HUNTER×HUNTERA】
第5章 飛行船にて
「次の目的地へは明日の朝8時到着予定です
こちらから連絡するまで各自自由に時間をお使い下さい」
ということで 私達は飛行船の中を探検することにしました♪
「うわーースゲーー」
「宝石みたいだねー」
『ゴンはロマンチストだね』
私とゴンとキルアは飛行船の窓から外を眺めていた
「キルアのさー父さんと母さんは?」
「生きてるよー」
「何してる人なの?」
『あっそれ私も知りたい!』
「殺人鬼」
「両方共?」
「あはは 面白いなお前 マジ面で聞き返したのお前が初めてだぜー」
「えっだって本当なんでしょ」
「何で分かる?」
「なんとなく」
「おかしいなー どこまで本気か分かんないコってのがチャームポイントだったのに」
「ふーん」
『キルアの家ってさ もしかして ゾルディック?』
「おう 知ってんのか?」
『裏じゃ有名だからね』
「あーそっかフレアはこっち側だったね」
「フレアの両親は?」
『知らない 私 捨て子らしいから 物心ついたころには一人が普通で
生きてくために殺しでも盗みでも なんでもやったからね
今やってる何でも屋も その延長だよ』
「へ~ フレアってすごいねー」
バッッッッ
「どうかしたかの?」
「あれ?ネテロさんこっちの方から 誰か近ずいて来なかった?」
「いーや」
『とぼけちゃって』
「素早いね 歳の割りに」
「今のが?ちょこっと歩いただけじゃよ」
私やキルアの嫌味も完全にスルーされた。
「何か用? じいさん最終試験まで別にやることないんだろ?」
「そう邪険にしなさんさ 退屈なんで遊び相手を探しておったんじゃ」
『ゲーム?』
「そうじゃ もしゲームでわしに勝てたらハンターの資格をやろう」
『「「!」」』
「この球をわしから奪えば勝ちじゃ そっちはどんな攻撃も自由!わしのほうは手を出さん」
私はゴン達にばれないように人差し指を立てて念文字を作った。
”念は?”
”ダメじゃ”
ネテロさんも念文字で返してきた
なーんだ残念。
なら私は別にいいや おとなしく観戦してよう
トップバッターはキルアみたいだ