幻影旅団の幼馴染み【HUNTER×HUNTERA】
第3章 ~一次試験~
だんだん霧が深くなってきた。
「ゴン もっと前に行こう」
「うん 試験官を見失うといけないもんね」
『そんなことより ヒソカから離れた方がいいよ ねっキルア』
「ああ あいつ殺しをしたくてウズウズしてるから」
ゴンがすっごい不思議そうな顔をしている。
『何でそんなこと分かるの?って顔してるね♪』
「それはオレも同類だから 臭いで分かるのさ フレアも?」
『まぁ 仕事柄ね』
「同類? あいつと? キルアもフレアもそんな風には見えないよ」
「それはオレが猫かぶってるからだよ そのうち分かるさ」
「ふーん レオリオークラピカー!キルアとフレアが前来た方がいいってーー!!」
ゴンが後ろに向かって叫んだ。
緊張感のない奴らだなーってキルアがぼやいてる
そのとうりだと思った。
でも、そこが面白いんだよね~♪
「ってえーーーー!!!」
そんなこと思ってたら後方からレオリオの悲鳴が聞こえた。
「レオリオ!!」
ゴンが後ろへ走って行ってしまった。
キルアの制止も聞かずに。
面白いとは思ってたけど、ここまでとは。
キルアは少し心配そうだ。
『ゴン達なら大丈夫でしょ』
「別に関係ねーし フレアは行かないの?」
あっ 不貞腐れてる ちょっとかわいいかもと思ったことは秘密だ。
『行かないよ めんどくさいし受けるからには確実に合格したいからね』
「あっそ そういえばフレアって何の仕事してんの? オレやヒソカと同類って言ってたけど」
『ああ 何でも屋だよ 裏ではそこそこ有名な♪』
「マジ? 」
『マジ』
キルアは考え込んでいた。
女の何でも屋でも思い出しているんだろう。
性別不明でやっているから分かんないだろうけど
「だぁーーー!わかんねえ。教えろよ!!」
どうやらギブアップみたいだ
『じゃあ試験終わったら教えてあげるよ♪』
そう言うと絶対だかんなぁとか言ってまた走るペースをあげた。
元気だなあ。
「皆さんお疲れ様です 無事 湿原をぬけました
ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」
サトツさんの声で走っていた受験生達が安堵の表情になった
『二次試験は正午からか』
油断せずに頑張りますか♪