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Sweet days [ハイキュー!!SS集]

第15章 慰め


一体あれは何だったんだろう。

この間の合宿で見た
烏養コーチが香坂さんを
抱き抱えていた姿。

その光景が焼き付いて離れなかった。


あれからコーチに先輩との関係を聞いてみたけど高校生と関係持つわけねぇだろうと軽くあしらわれた。


部活が終わり
気になった僕は着替えに行こうとしていた香坂さんの腕を掴んで引き止めていた。


「月島くんお疲れ様。どうしたの?」



「……香坂さん烏養コーチと付き合ってるんですか?」




「へっ?付き合ってないけど。何でそんな事聞くの?」


顔色ひとつ変えない香坂さんを見て
恋人同士ではないと感じた。

しかし何故あの時眠っていたんだろう。


「僕合宿の初日の夜に烏養コーチに抱き抱えられてる香坂さんを見たんですけど、
部屋で何やってたんですか?」



「え、えぇ?烏養さんに抱き抱えていた!?……私何やってたんだっけ…………
……あっ!」

香坂さんは何か思い出したのか
バツが悪そうな顔をした。



「何やってたんデスカ?」



「べ、別に大した事じゃないよ?」

……目が泳いでるんだけど
隠す事自体が怪し過ぎるんだけど。



「何か思い出したんですよね?
僕には話せない事ってきっと如何わしい事でもやってたんでしょーね。」



「ち、違う!」



「違うんだったら喋れますよね?
着替えたら話聞くんで一緒に帰りましょう。……逃げたら香坂さんは烏養コーチとデキてるって喋りますから。」




「……烏養さんとは何も無いってば。
こんな嘘ばら蒔かれても困るし逃げないわよ!」

少しムッとしながら香坂さんは更衣室へ行ってしまった。


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