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藤堂家の事情【R18】

第3章 契り


ピリリ・・・と二人の甘い空気を壊すように携帯の音が鳴り響く

源はその音にビクリと躰を固めた

樹里奈は源の手をギュッと握りしめながら、携帯に出た

「・・はい」

「本日の夜伽ですが・・・・」

「はい」

「躰を休めていただく為になしにするそうです」

「・・・・っ」

「ですので、理人さまの好意を無にしない程度にしてください」

黒刃は何もかもお見通しのような口ぶりだ

「明日の朝からは通常通り働いていただきますので・・・」

「わかりました」

「では明日のモーニングティーは7時でお願いします」

「はい」


携帯を切ると源が樹里奈に抱き着いてくる

「少しでいいから一緒にいよう?」

「ん・・・朝までいる・・」

樹里奈も源の逞しい胸に縋りつく

「でも・・・朝、仕事あんだろ?」

源が少し拗ねた口調で言う

「大丈夫・・・朝方部屋に帰るから・・・
源さんと一緒に寝たいの・・」

「そっか・・よし・・・」

源は樹里奈を抱き上げるとベットへと運ぶ


「じゃあ、どうする?
少しだけ気持ちよくしてやろうか?」

「ん・・・、でも・・・」

樹里奈が恥かしそうにうつむく

「今度はちゃんと加減するから」

そう言って源は指を伸ばす

ゆっくり、やわやわ・・と蕾を弄る

じんわりした快感が、ゾクゾクと樹里奈の躰を駆け抜ける

「いいか?」

「あぁっ・・・すご、く・・・気持ち・・いいよぉ・・・」

樹里奈が蕩けた表情で源の肩に縋りつく

「くはっ・・その顔、すっげぇ、やらしー・・・」

ちゅっちゅっ・・とキスをしながら、胸もやわやわとふくらみを手全体で揉む

とろり・・・と樹里奈の太腿には蜜が垂れる

「また・・・垂れてきた・・・」

「らって・・・気持ちいい、だも・・・」

「そんな可愛い事言ってっと、加減できなくなる」

ゴクンッと源の喉が鳴る

「舐めてぇ・・・」

ボソッと源が呟く

「・・・源さんて・・・」

「・・・なんだよ?」

「ほんと好きだよね・・?」

「わりぃか・・・」

拗ねたように顔を伏せる

「・・・いいよ」

「は?」

「だから・・・いいよ」

「いいってお前・・」

「舐めて・・・」

源は顔を真っ赤にし樹里奈の顔を手で押さえ、もう片方で自分の顔を覆った
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