第3章 契り
「胃に優しいものを要に作らせました。どうぞ」
「ありがとうございます・・・あのみんなは?」
「他の者達は通常通り働いております。
本日から梅さんもお戻りになりましたよ」
「あ、あの・・・梅さんって・・・」
「梅さんは先代に仕えていたメイドですので、今は引退されているんです。
お聞きになりたい事は山ほどあるんでしょうが、何も聞かない方が、身の為ですよ」
「わかりました・・・」
「では、わたくしはこれで・・」
「あ、あの・・・」
「ああ、それよく似合っていますよ・・・
やはり、貴方は余計な物はつけない方が美しい・・・
そそられます」
黒刃はにっここり笑ってそう言うと部屋から出て行った
樹里奈は食べ終わると、食べ終わったものを片づける為に食堂へ来ていた
食堂では要が夕飯の準備をしていた
「・・・要さん」
「樹里奈・・・躰、大丈夫か?」
要が心配そうに樹里奈に駆け寄る
「ん・・・大丈夫、あの、ありがとう、食事・・・おいしかった」
「ああ、食欲はあるみたいだな」
要は樹里奈からそれを受け取る
「すごくいい匂い・・・」
「ああ、今夜はビーフストロガノフだ。
お前も食べるか?」
「え?いいの?」
「丸一日食ってなかったんだろ?
さっきは軽めにしておいたから足りないだろ」
要は樹里奈の頬に手を当てて、ちゅっとキスをする
「何度か黒刃の目を盗んで部屋に行ったんだが、入れなくて・・・
会いたかったんだ・・」
「要・・・・」
「その恰好・・・やべぇな・・・」
「あんっ・・・だめだよ・・・こんなとこで・・・」
「だって樹里奈の躰も俺を求めてる・・・」
要の指が乳首の辺りを服の上からくいっと撫でていると、くくっと乳首が起ちあがってくるのがわかる
「要っ・・・」
「見ろよ、厭らしい乳首だな・・・ノーブラか?」
「だって・・・」
要は火を止めると樹里奈を小部屋へと連れ込む
「樹里奈・・・っ」
要は服の上からぎゅむっ、ぎゅむっと胸を揉む
「はぁ・・・はぁ・・・樹里奈っ・・・」
要の舌が樹里奈の口に押し込まれる
「ん~・・・っ、かなっ・・めっ・・・んはっ・・・」