第2章 暗黙のルール
庵は二本の指を鍵状にすると、中の蜜を掻き出すようにずちゅっ、ぐちゅっ、ぢゅちゅっ・・・と出し入れする
「んぁ・・・っ・・・んふっ、んんっ・・・んん~っっ・・・・」
「うっわ、すごいよ、樹里奈・・・気持ちいいんだね・・・お尻が震えてる・・・」
樹里奈は声が漏れないように必死に口を塞ぐ
「乳首もビンビンだ・・・あぁ、この蕾も弄ってあげなきゃね・・・」
樹里奈はおでこを壁に擦りつけるようにして、声を上げないように押し寄せる快感を耐えていた
耐えなければならないと思うほどその快感は大きな波となって押し寄せてくる
「んぁぁぁっ・・らめぇぇぇっ・・・・・」
ビクビクっと樹里奈の躰は震え、背を反らし膝をガクガクと震わせペタリと座り込む
はぁはぁ・・と呼吸を荒げ、壁にぐったりともたれ掛る
「逝きかたがすごかったね・・・そんなによかった?」
「ん・・・ちがっ・・・」
「ああ、まだこれからだからね」
庵は笑顔で樹里奈を立ち上がらせると、樹里奈の手を引き、ベットの淵に手をつかせる
「な、なに・・・・っ」
「起ちバック・・・いいでしょ?
しっかり掴まらないと、耐えられないよ?」
庵は樹里奈のお尻をむんずと掴むとずずず・・・とゆっくり挿入する
「んぁぁっっ・・・んっ・・」
「ふふ、こんなにおいしそうに咥えて・・・やらしい躰だね」
庵は抜き差しせずに、ぐりっ、ぐりっ、とかき回す
「んはっ・・・ぁぁっ・・・そこ・・・や・・・」
「ああ、ここが、いいの・・・?
もっと擦って欲しい?」
「らめっ・・そこぉ、らめぇっ・・・」
「よしよし、もっとしてあげるね」
ぐい、ぐいっと庵はそこばかり責める
「んぁぁっ・・・らめぇっ・・・」
「ん・・・庵・・か?」
すると、樹里奈の眼の前の布団の塊がごそりと動いた
「ぇ・・・?・・な・・・・っ・・・」
「やぁ、要、おはよう」
庵が笑顔であいさつする
「・・・俺の部屋で何やってんだ?」
「ああ、朝の運動?」
「やっ・・・庵くっ・・」
パンパンパンっ、と庵が激しく律動を開始させる
「はっ、はっ・・・くっ・・・樹里奈っ・・・そんな締め付けるなって・・・」
「やっ・・・見なっ・・・見ないでぇっ・・・あぁぁんっ・・」