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藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


樹里奈が次に目が覚めた時、自分の部屋にいた

きちんとメイド服を着てベットに横たわっている

部屋を見回すと誰もいなかったが、メモが机の上に置いてあった

源の字で”ゆっくり休め”と書いてあった

窓の外を見ると薄明るい。すっかり寝てしまったようだ

ん~・・・とベットの上で伸びをする

「あ~・・・でもメイド服皺になっちゃった」

クローゼットを開けると、ワンピース風のメイド服が準備されている

「これ・・・可愛い」

胸元は大胆に開いてはいるが、丈はひざくらいで淡い水色のふんわりしたものだ

樹里奈は新しいメイド服に着替えると、机から契約書を取り出した


契約書を改めて読み直し、眼を閉じる

そしてペンを手に取った



すっかり夜が明けた頃コンコンッと扉がノックされる

「はい」

「失礼します」

現れたのは黒刃だった

「おはようございます、黒刃さん」

「・・・新しいメイド服似合ってますね・・・
やはりあなたにはこちらの方がいい」

「じゃあこれ、黒刃さんが?」

「ええ・・・胸元のカットは大胆に開いていた方が魅力的ですが、短すぎるスカートはあなたには下品な気がしていたので・・・
これぐらい清楚な方がより・・・引き立ちます」

「あ、ありがとうございます」

「・・・サイン、したんですね」

「はい」

「そうですか・・・しかし提出期限は明日です。
それは明日受け取る事にしましょう」

黒刃は樹里奈のメイド服を整え、さらに胸を両手で持ち上げる

「・・・下着も私が選んでおきましょう。
もっとあなたがその魅力を魅せられるように」

ニッコリと黒刃は表情を崩さず、樹里奈の躰を弄る

「・・・黒刃、さんっ・・・?」

「ああ、あなたの体型を確認しているんですよ・・・
思っていたより胸は大きいし、ウエストは引き締まっている・・・とても魅力的な躰だ・・・」

囁くように樹里奈の耳元で囁く

「んっ・・・」

「それに感度もいいし、いい声で啼く・・・
たまらないですね・・・」

樹里奈の眼を見ながら視線を反らさず、躰のラインを触り続ける

「んっ・・・黒刃さっ・・・」

「どうされたんですか?そんな色っぽい顔をして・・・
わたくしを誘ってるんですか?」

「ち、ちがっ・・・」


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