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藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


「くっ・・私もっ・・・」


黒羽が欲を吐き出すのと同時に樹里奈も意識を手放した


「ふふ・・・さすがに持ちませんでしたか」

黒羽は楽しそうに欲を出した雄で樹里奈の蜜壺をぐりゅぐりゅとかき回す

そのたびに理人と黒羽の欲が樹里奈の中から漏れ出す

樹里奈の意識はないようだが、擦られる度に躰はビクリと躰をくねらせた

「黒羽、その辺にしといてやれ。初日だ」

黒羽はさっとガウンを羽織ると樹里奈をシーツに包み、再び通路を通って樹里奈の部屋へと帰っていく


途中で樹里奈の意識が浮上した
しかし躰に力は入らないようで、黒羽にされるがままバスタブへと沈め、躰を綺麗にしていく

「黒羽さ・・・大丈夫です・・・自分で・・・」

「ご主人様の命令ですので・・」

黒羽は表情を変えることなく黙々と作業を続ける

ちゃぷ・・・ちゃぷ・・とお湯の音だけが響く・・・

黒羽は慣れた手つきで、樹里奈の髪も洗う

「・・・黒羽さん・・・」

「なんでしょうか?」

「今まで・・・」

「今までの事を聞いてもあなたの参考にはなりません。
契約の事をおっしゃっているのならこれからのご自身の事ですのでよく考えてサインをされるべきでしょう」

「・・・黒羽さんは私が契約するのに反対ですか?」

「・・・・」

「私・・・」

「さ、終わりましたよ・・・」

黒羽は樹里奈をタオルで包むとベットへとお姫様抱っこで運ぶ

「ありがとうございました」

「いえ・・・他に何か必要な物があればメイドに言ってください」

「はい・・・」

「・・・契約書は・・・こちらに置いておきます。
中身をよく熟読なさった上でサインをしてください・・・
取り消しはできません・・・」

「・・・わかりました」

「・・・あなたはこの屋敷に必要な人間だと思います。」

黒羽はそう言い残すと部屋を出て行く。


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