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藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


「あぁんっ・・・らめぇっ・・・イク・・・ぅぅ」

「ああっ・・・樹里奈っ・・俺もっ・・・」

庵の吐き出した欲は律動に合わせてじゅわり、じゅわり・・と溢れ出る

「んぁっ・・ぁぁっ・・・庵くん・・すごっ・・・いぃぃ」

庵の雄はずぴゅっ、ずぴゅっ・・と出し続ける

「はぁぁぁぁぁっ・・・くはっ・・・」

「んっ・・・またっ・・いちゃ・・・ぅぅ」

「ぐっ・・・絞り出されるっ・・ぐはっ・・・」

ずぴゅぅっ・・・

「んぁぁぁぁぁぁっ・・・・」

「はあっ、はぁっ、はっ・・・・くはっ・・・はぁ・・」

やっと庵の雄は引き抜かれる

「すごい・・な、樹里奈・・・はぁ・・・」

樹里奈をシャワーで綺麗にしてやり、タオルで包む

「これじゃあ要の事、責められねぇな・・・」

きゅっと樹里奈を抱きしめる

「庵くん・・・」

「立てるか?」

「ん・・・大丈夫・・・」

樹里奈をソファーに降ろすと服を着せてやる

「ありがと・・」

「俺にできるのこれくらいだから・・・」

樹里奈と共に庵は部屋を出る

「じゃあ、行くね・・・」

「ああ・・・」

庵は樹里奈を引き寄せると軽くキスをする

「ん・・・・」

「あ~・・・ずっとこのままキスしていたいよ」

「庵くんったら・・・」


「庵・・・」

「要・・・」

廊下に要が立っていた

「・・・お前も仕込みしなきゃならねぇだろ」

「ああ」

「メレンゲは作っといた」

「わかった・・・」

庵は樹里奈の頬を撫で微笑むと名残惜しそうに離れた

「えっと、じゃあ私も行きますね」

「待て」

「要さん?」

「その・・・悪かった・・・」

要は辛そうに顔を歪ませる

「俺・・・その・・・」

「要さん、大丈夫・・・」

樹里奈が要にぎゅっと抱き着く

要が無言で抱きしめ返す

「・・・ごめん」

要は樹里奈のおでこにコツンとつける

「本当に・・・ごめ・・・」

樹里奈は要の唇にそっとキスをする

「樹里奈・・・」

「私は大丈夫・・・」

「・・・っ」

今度は要から樹里奈にキスをする


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