第2章 暗黙のルール
「あぁんっ・・・らめぇっ・・・イク・・・ぅぅ」
「ああっ・・・樹里奈っ・・俺もっ・・・」
庵の吐き出した欲は律動に合わせてじゅわり、じゅわり・・と溢れ出る
「んぁっ・・ぁぁっ・・・庵くん・・すごっ・・・いぃぃ」
庵の雄はずぴゅっ、ずぴゅっ・・と出し続ける
「はぁぁぁぁぁっ・・・くはっ・・・」
「んっ・・・またっ・・いちゃ・・・ぅぅ」
「ぐっ・・・絞り出されるっ・・ぐはっ・・・」
ずぴゅぅっ・・・
「んぁぁぁぁぁぁっ・・・・」
「はあっ、はぁっ、はっ・・・・くはっ・・・はぁ・・」
やっと庵の雄は引き抜かれる
「すごい・・な、樹里奈・・・はぁ・・・」
樹里奈をシャワーで綺麗にしてやり、タオルで包む
「これじゃあ要の事、責められねぇな・・・」
きゅっと樹里奈を抱きしめる
「庵くん・・・」
「立てるか?」
「ん・・・大丈夫・・・」
樹里奈をソファーに降ろすと服を着せてやる
「ありがと・・」
「俺にできるのこれくらいだから・・・」
樹里奈と共に庵は部屋を出る
「じゃあ、行くね・・・」
「ああ・・・」
庵は樹里奈を引き寄せると軽くキスをする
「ん・・・・」
「あ~・・・ずっとこのままキスしていたいよ」
「庵くんったら・・・」
「庵・・・」
「要・・・」
廊下に要が立っていた
「・・・お前も仕込みしなきゃならねぇだろ」
「ああ」
「メレンゲは作っといた」
「わかった・・・」
庵は樹里奈の頬を撫で微笑むと名残惜しそうに離れた
「えっと、じゃあ私も行きますね」
「待て」
「要さん?」
「その・・・悪かった・・・」
要は辛そうに顔を歪ませる
「俺・・・その・・・」
「要さん、大丈夫・・・」
樹里奈が要にぎゅっと抱き着く
要が無言で抱きしめ返す
「・・・ごめん」
要は樹里奈のおでこにコツンとつける
「本当に・・・ごめ・・・」
樹里奈は要の唇にそっとキスをする
「樹里奈・・・」
「私は大丈夫・・・」
「・・・っ」
今度は要から樹里奈にキスをする