• テキストサイズ

藤堂家の事情【R18】

第2章 暗黙のルール


黒刃は当然のように樹里奈の躰をタオルで包むと浴槽へ連れて行く

「あ、あの・・・・」

「何か・・・?」

「じ、自分でやります」

「いえ、大丈夫ですよ」

そう言って黒刃は樹里奈の躰を優しく撫でるように洗っていく

「ぁ・・・」

「ふふ、まだ躰が敏感なままのようですね・・・」

「・・・・・っ、あの、やっぱり自分で・・・」

「襲われたくないのであれば大人しく洗われなさい」

「・・・・はい」


黒刃は洗い終わると樹里奈の着替えを用意する

「こちらに着替えてください」

「はい・・・」


樹里奈は言われた通りに用意された下着を身に着け、服着る

スカートの丈も今までとは違う膝上になっていて、胸は大きく開いているブラウスに変更されていた

樹里奈が理人の前にくると理人は満足そうに樹里奈を抱きしめる

「すごく似合ってる・・・またしたくなってきた」

「理人様」

「わかってる・・・」

コホン、と理人は咳払いすると

「樹里奈、これを源のところへ持って行ってくれ」

そういって封筒を手渡す

「・・・はい」

樹里奈が出て行くと、黒刃が尋ねる

「なぜ次が源なんです?」

「なんだ?不満か?」

「いえ、ご主人様のやる事に不満など・・・」

「源も樹里奈を気に入っているみたいだったからな」

「そうですか」

「なんだ?」

「夜まで待てないとは理人様も相当樹里奈をお気に召したとお見受けしますが?」

「ああ、ままな。樹里奈なら申し分ない」

「では彼女にお決めになりますか?」

「ああ、樹里奈が契約すればそうしよう」

「御意にございます。ではわたくしは樹里奈の部屋を用意して参りましょう」

「頼んだぞ」

「はい」

黒刃が出て行くと庭に行った樹里奈を理人は見つめていた



/ 95ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp