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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第7章 理性の切れる5秒前*


雪「カラ松?何で……泣いてるの?」
カ「うっ…ぐ……」ボロッ

何か悪いことしたのかな、私。どうしよう。

とりあえず私はカラ松の背中を擦った。

雪「気分悪い?私何かした?ねぇ…カラ松?」
カ「すまなっ……雪…ちゃ…ん…俺っ…」ボロボロ

ボロボロとカラ松は涙を落とす。

カ「俺、勢いで、雪ちゃんをイかせてしまった……」
雪「…イか…せる…?」

イかせるって何だろう?…震えたことなのかな……

雪「それって駄目なことだったの?私、大丈夫だよ…?」
カ「だが…」
雪「泣きべそなんないで!……」

わたわたと雪はカラ松にいろいろしてみる。
肩たたき、ほっぺぷにぷに、なでなで…など。

流石に心配されすぎて、カラ松は笑った。

カ「……ふはは!」
雪「へっ!?何かしちゃった?!」
カ「いや、違うんだ。心配されすぎて、な…」

何でそうなる!と雪は頬を膨らませる。
そんな雪にさえカラ松は笑った。

雪「何でそうなるんだ!!」
カ「はははっ……あぁ可愛いな…」

にこりとカラ松は微笑んだ。

雪「カラ松、香りが安心するのに、笑顔、もっと安らぐんだね」
カ「……それはよかった。」

雪「私ね、カラ松にいきなり…されてびっくりしたけど、…」

ごくりと、カラ松は覚悟をきめて聞いた。

雪「怖くなかった……んだ。だから、」
カ「…おう」


雪「自分を責めないで?……私は大丈夫だから」

カ「……!」

あぁ、優しい。本当に優しい。
俺、すっごく、好きだ……

その思いを行動で、カラ松は雪を抱き締めた。

雪「!」

カ「……ふう…本当に優しいな雪ちゃん…」
雪「……へへ、ありがとう。」


今度はふんわり、包むように

カ「今日は本当にごめんな……ちゃんと守れなくて」
雪「…もーいいよ。助けにきてくれたのでいっぱいだしさ」
カ「雪ちゃん…」
雪「なあに?」


…危ない危ない。
またでるところだった。


……好きだなんて言えない。こんな酷いことしたんだ。

こんな状態の俺がまだ言えない。
痛くてニートだし、
まだ雪ちゃんに見合う男じゃない。


カ「何でもないさ……そろそろ時間も時間だ。Girl寝よう」
雪「あーいつものカラ松だ!…ふふ、寝よっか。」

ちゃんと、俺もしっかり見合う男になれるようにならなきゃな

おやすみ、雪ちゃん。

いつか告白する時まで

待ってて
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