第6章 ナメたら死にますよ?
ア「…いやアンタらが下手くそだからこうなったんでしょうが」
「はぁ!?」
ヒ「…人質とっといて…六ごがきたらアレ使って無理やりHANAOをさらっていけば簡単だったろ。」
地下一階、どよめきだらけのここはいつもと違い、
ギャーギャーとうるさい。
「ククク…そんな卑怯なマネはプライドが許さねぇ…そん__」
アキラは思い切り殴った。
「…ぐあっ!?」
ア「黙れよ♪」
牢の檻がへし折れる。檻ごと殴ったのだ。
ヒ「そういうのさぁ、もうちょっと強いのがするモンだよ」
ア「そーそー、アンタら名前も無いモブキャラが口出すなよ」
「うぐっ……くっそ何しやがる!味方だぞ?!」
ア「は?なにいってんの。お前らもう剥奪されたって。」
「え……?俺たちはマフィアだ!ほらバッジも…」
黒の奴らと名乗っている牢の中の彼らは胸元のバッジをぐいっとアキラたちに見せる。
ヒ「残念ながらボスから命令だ。お前らを剥奪しろとよ」
「な……」
牢の中の彼らは絶望し、瞳から光が消えた。
ア「おいおいそんな落ち込むなよ♪ゴツい奴はさっきから喋ってるけどさ、他の11人、君たち台詞がほぼないモブキャラなんだよ?消えてよかったくない?……剥奪が何を示すかわかる?」
光を消した彼らは宙をただただ見ている。
ヒ「おいアキラ、さっきからメタいぞ。煽りが危ない。」
ア「るっさいなぁ実際そうでしょ?…ねぇヒジくぅ~ん」
ヒ「……何だよ。」
ア「剥奪が何を示すか説明してあげてよ。こいつらに」
アキラは牢の中の彼らを嘲笑うように指さす。
ヒ「……剥奪はこちら側のマフィア、俺たちが一生見ることの無いように、追い出すこと。”俺たち”の証を消すこと。____
そして、同時に俺たちが関わることない場所に送ること」
ア「__そういうこと、だから関わることない場所に送るために…俺たちは君らにさよならをしにきたんだ」
そういいアキラは銃口を彼らへむけた
ア「__じゃあね♪」
ガンッ
彼らの一人は額から血を吹き出しながら倒れた
__その他はどうでもいいかのように、
___宙をただただ見ている
ヒ「精神崩壊したか…びくともしねぇな」
ア「おもんないよね。はぁ~どうしよっか」
そういいながらアキラは撃ち続ける、作業のように
ヒ「いつも通り、仕事だ。」
ア「雪を早く捕まえないとねぇ♪」