第5章 甘くてとろけそうな味*
お「おい!」
雪「ねぇ!」
お.雪「「トド松!!」」
私たち二人はトド松に駆け寄った。
ト「わっわっ!ちょっと何!?兄さんに雪ちゃん!?」
驚いた様子で私たちをみる。
雪「…何勝手におそ松兄さんとデートしたってことにしてんの!」
お「何兄弟にばらしてんだバカ!」
ト「……、あれぇ?聞こえてなかった?兄さん。」ニヤ
さっきまで、アワアワとしていた顔はどこに行ったのやら、
突然悪巧み顔というか、ドS顔になった。
チ「…デートしてたんだね。付き合ったの?」
雪「デート…のフリはしたけど付き合ってない!」
一「…、何かしたの?」
雪「…それは、えっと、かくかくしかじか…///」
チ「雪ちゃん照れてんじゃん!何したの兄さん!」
お「…別にぃ、カップルのフリしなきゃいけなかったから…
手を繋いだりとか~…あ、」ニヤ
おそ松はニンマリとした。
お「抱き締めあったりもしたね~♪」
雪「それは違う意味だしっ!」
ト「…!?違う意味って!?」
雪「あ、違う!!そういう意味じゃなくて…」
五人にじーっと見つめられる。何だか焦る。
お「…めんどくさい人に雪ちゃんナンパされてたからそれで!」
かばってくれた……!
やっぱ優しい…!!変態だけど!
雪「そ、そうなの!!いや~あのときは有難うねぇ~えへへ~」
お「いいんだよ別にハハハ~♪」
嘘だけど嘘ではないので余計変な汗をかいた。
ト「あ、そういや言ってた買い物は?」
雪「あぁー!買ったよ。結構マニアックなんだね。初めてみた。」
お「いや、普通女の子はいかねぇだろ…アダルトショップ。」
そこで他の四人がえっと言い出す。
チ「でっ…デートでアダルトショップに行ってたの!?」
雪「えっ!?…トド松説明してないの!?」
ト「いや、さすがにそれは言ったらダメかなって…」
カ「…そんなに危ないもの買いに行ってたのか…」
雪「ち、違う!!絶対いろいろ勘違いしてる!!…あのね、私、
今度映画出演なんだけど…1ヶ月過ぎたらすぐ撮影なのね?
で、その役が風俗の人だから…うん。」
チ「ふふふ風俗!?雪ちゃんOKしたんだ!?」
雪「え、まぁ、裸にならないなら大抵何でもする…」
一「…映画絶対売れる」
ト「だよね思うよね~」