第3章 俺が教えてあげようか?
十四松行方不明の話は消えて、雪と十四松は隠れてハイタッチをした
そうして私達は出会って数時間しかたってないとは思えないほどの仲になったのだ、あの後も私たちはずっと笑ってた
……家族のように
そうして数時間後
雪「……あ、もうこんな時間か」
時計を見ると11:30頃、いつもならどこで寝ようか悩んでた頃合い
おそ松たちもえぇ?と驚く
お「もう?早いねえ」
と言いながら欠伸をしている、体は正直だ
ト「雪ちゃん女優さんなんだから早く寝ないと」
雪「うん確かにちょっと眠いかも」
ト「一松兄さんいいなぁ雪ちゃんと寝るの」
一「……けっ」
一松は雪を睨んだ
雪「(私何かしたのかな……?)」
少し不安だが話しかけない訳にも行かない
雪「一松、寝る?」
一「……先行ってるから」
雪「あ、待って!」
一松は無視して二階へ行ってしまった。こ、これぐらいで挫けるもんか……!
雪は皆の方に向き直って笑顔で
雪「じゃあおやすみなさい」
と声をかけた
「「「「「おやすみなさい!」」」」」
何時ぶりにこの返事を聞いたっけ。少し懐かしさを覚えながら微笑んで手を振った
…
雪が部屋を出てから。
ト「一松兄さんタチ悪いね」
お「そういうトド松もだろ」
ト「え?そら狙うでしょ」
トド松はさらりと答えおそ松はそれを聞いてドキリとする
お「(こいつも狙ってんの?)って待てよお前この前の子は__」
ト「えっなんの話?」
お「(昨日電話してたろ!)うわぁ」
ト「えへへっ」
その話し合いをチョロ松は聞いていた
チ「(アイツら早速!)本当そういうのやめときなよ……」
でも
チ「(なんか凄くモヤモヤする……)」
チョロ松は赤く染った顔を手で覆った
そんな赤い顔の弟をみるカラ松
カ「へぇチョロ松も……今日可愛かったな……」
雪ちゃんネックレス似合ってた、それにあんなに目を奪われたのは初めてだ、だが彼女が抱えるものが大きすぎる
カ「__彼女の力になれたらいいのだが」
カラ松も自身のネックレスを切なく眺めた。
一方風呂場でのことを思い出し震える十四松
十「(雪ちゃんの体が頭から離れない!)」
どうやったって抜けてくれない正直物凄く……!
十「……好きかも」
あの姿、独り占め出来たらいいのに。十四松は呼吸を必死に抑えた
そう雪は彼らの本性に気づかなかった