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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第17章 僕は辛いですか





で、なんやかんやありまして!


雪「っは〜ご馳走様でした!」

手をあわせて彼女は夕食を済ませた。
雪は確かに1時間ほどは勝手に出ていっていたがバレてはいなかった。咄嗟に十四松にランニングと嘘をついたが簡単に信じてもらえた。

ト「雪ちゃん、でも次からは出ていく時は一声かけてね?僕達本当に心配するから。今回は気づけなかったけど……」

食べ終わって早々、トド松が寄り添ってきてそう言った
他の皆も少し真剣な顔をして頷いている

雪は軽く笑って済ました

雪「は、あはは……ごめんねやっぱり体動かさないと不安で」
ト「?、なんで?」
雪「だってもう本当1ヶ月まるまるスケジュール真っ白だし、その間に怠けたりでもしたら体型維持出来ないから」

お「えぇ〜本当に大変だねぇ女優って」

おそ松は若干驚いている。彼は維持することがどれだけ大変なのか全然理解していないんだろうな、とため息がでた

お「……ちょ、そんな目で見ないでよ雪ちゃん!俺変なこといった?!」
雪「いや……1回痩せたらもう何も気にしなくていいと思ってそうだなぁって」
お「っえ、そうじゃないの?」

ほらやっぱり、とますます呆れる

ト「そんなわけないでしょおそ松兄さん!それに雪ちゃん女優だしもっと大変なんだから!」
お「ごめんって!あ!てことはカラ松お前もやばいんじゃねぇの」

カラ松は自分に話をふられると思っていなかったのか間抜けな声を出してしまう

カ「え?」
お「だって雪ちゃんがそうってことはお前もそうでしょ?」
カ「そ、それは……そうだが」
チ「たまに映画で普通のシーンなのにカットして次いきなり太ったりとかあるよね」

雪はチョロ松の言葉にそうそうと相槌をうった

雪「そ、そんな感じになっちゃうからこわいんだよ。タダでさえ映画っていろんな人見るしお金もかかってるし監督の評判も気にするし……ある程度は何とかしないと」

雪は頬を手で包み上に押し上げるようにマッサージしてみる。一方カラ松はお得意の肋骨が折れるような痛い顔になり、手鏡を手にした

カ「ふっ、まぁ俺は日々のケアを欠かさないからな……!これぞperfectカラ松の」
一「黙れクソ松」
カ「(俺話ふられたのに……)」

しょぼんとし手鏡を下げる
そんなカラ松に雪は思わず笑ってしまった

雪「ふふ、まぁなんであれ……そろそろ寝ようかな」

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