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【おそ松さん】僕らが愛したのは君だけで

第13章  #NAME1# part『貴方で彼女を導け』



「そうか……貴方はその選択か……」

彼は動物に力を込めるフリをして
猫と犬を優しく下ろした


「ふふふ……本当に殺してしまうと思ったかい?
貴方はどう思ってるのかな……ふふふ

……もしかして本気で悩み計算し、
貴方は選んでここに来たのかい?」

彼は笑いながらこちらを嘲笑う


「まあゲームなのだからな……今のは説明のうちさ
__今したように私は
貴方に選択肢を提示しようと思う」

・貴方は怯えている


「いつも通り小説を読み進め物語を観測し
歩むだけはつまらないだろう?


ああ私は観測者にまでここまでするなんて!
親切極まりない……!」



・彼の笑い声が貴方の頭の中で響く
頭が痛い……


「さあ命を、物語のendをかけはじめようではないか!
新しい物語を!主人公のように、


私の愛する雪のように!人生を選択して貰おうではないか!
なあ貴方!」


・目の前の彼はひたすら笑っていた
ここまで読者に負担をかける奴はいたのだろうか

貴方はそう考えながら、
彼の笑い声からくる頭痛に耐えていた


なおも彼は笑い続ける


「その顔はなんだ?貴方!
雪と六つ子達を……
貴方は悲しい道を歩ませたくないのだろう?
それとも歩ませたいのか……?
ともあれ答えはこうだ!
とにかく進め!貴方!
次のページを押し続けるのだ……!

また……次の選択を迫られるまでに!」


・この物語のendを
雪、六つ子の運命を握るのは私なのだと
改めて感じ私は怖く……そして好奇心があったのも事実だった



とにかく次のページを、雪と六つ子の世界を見たくて、
ここからはやくでたくて、

貴方は少し遠くの次のページのスイッチへ手を伸ばした








あと少し、



届いた時、後ろから声が聞こえた

「さあ、はじめよう」
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