第1章 ▷文化祭…HQ*二口堅治
ため息をついたあと、ゆっくりとベッドの方に歩みを進め
私が座る横にちょこんと座る
「…ごめん、大声出して…」
「あ、ううん…!私こそごめんこんな格好し…」
「違う、そうじゃない」
私が最後まで言い終わる前に二口くんの言葉が遮る
「そうじゃなくて…そんな…、そんな格好他の奴に少しも見せたくなかったから…」
そういうと二口くんは私の顎をクイッともちあげ、触れるだけのキスをした
「そんな可愛い格好、俺にしか見せちゃダメだから」
まっすぐに私の目を見て二口くんはそう言った
プシューーと頭から煙が出るような状態に陥り
私は恥ずかしさのあまり両手で顔を覆った
絶対いま顔真っ赤だ…
でも…
「でも…似合ってない訳じゃなくて本当に…よかった…」
私は頬を赤らめたままにっこり笑って二口くんにそう言った
その数秒後に私は二口くんとベッドに挟まれていた